膵癌に対するDUPAN-2およびCarbohydrate Antigen 19-9の診断精度を改善するための腫ようマーカー遺伝子変異体の使用。

原題
Using Tumor Marker Gene Variants to Improve the Diagnostic Accuracy of DUPAN-2 and Carbohydrate Antigen 19-9 for Pancreatic Cancer.
膵癌の診断における腫ようマーカーであるCA19-9とDUPAN-2の有効性に,FUTの機能が影響していると考えられた。

方法:健康な被験者とすい管腺癌(PDAC)患者を含むJohns Hopkins Hospitalの938人の患者の遺伝子型とマーカーレベルを分析した。

結果:本研究では、FUT機能群に基づくDUPAN-2値に有意差が認められた。これらの群に合わせた特異的な診断カットオフ値を用いることで、早期PDAC患者の診断能が改善した。CA19-9検査とDUPAN-2検査を併用すると、感度と特異度が向上した。

結論:FUT機能グループに基づいたCA19-9とDUPAN-2腫ようマーカー参照範囲の個別化は,早期膵癌の診断能を有意に改善した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01573
PMID: 38457748

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