原題
Immunotherapy or Chemoimmunotherapy in Older Adults With Advanced Non-Small Cell Lung Cancer.
背景:免疫チェックポイント阻害薬(ICI)と化学療法の併用療法は、標的化可能な癌遺伝子変化のない非小細胞肺癌(NSCLC)の標準治療であるが、75歳以上の患者のデータはごくわずかである。
方法:この後ろ向き研究は,2018年12月から2021年3月までの間に治療を開始したステージIIIB, IIIC, IV, 術後または放射線療法再発NSCLCの75歳以上の患者に焦点を当てて,日本の58施設からのデータを分析した。
結果:研究された1245人の患者のうち、ICI化学療法はICI単独と比較して生存率を改善しなかった。高度の免疫関連有害事象は、併用療法を受けた患者でより一般的であった。
結論:ICI単独は、高グレードの免疫関連副作用が少なく、生存率が同等であるため、PD-L 1陽性NSCLCの高齢患者に対してより良い治療選択肢である可能性がある。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.6277
PMID: 38451530
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