早期非小細胞肺癌に対する定位放射線治療と手術の間の治療選択を決定する際のリンパ球CD44の潜在的役割。

原題
Potential role of lymphocyte CD44 in determining treatment selection between stereotactic body radiotherapy and surgery for early-stage non-small-cell lung cancer.
背景:早期非小細胞肺癌(ES-NSCLC)に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)または手術の適切な使用については議論がある。本研究では、空間プロテオミクスを用いて、いずれかの治療の有効性と関連するバイオマーカーがあるかどうかを判定する。

方法:SBRTまたは手術のいずれかで治療された3つのコホートにわたる158人の患者からの組織サンプルを分析した。5つの空間分子コンパートメントにおける70のタンパク質のパネルを評価した。

結果:リンパ球CD44のより高い発現は、SBRTで治療された患者におけるより低い無再発生存率(RFS)を予測したが、外科的に治療された患者におけるより高いRFSを予測した。

結論:リンパ球CD44は、ES-NSCLCにおけるSBRTと手術の選択の指針として役立つ可能性があり、さらなる検証が待たれる。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.02.048
PMID: 38447611

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