低リスク子宮頸がんの女性における単純子宮摘出術と広汎子宮全摘出術の比較。

原題
Simple versus Radical Hysterectomy in Women with Low-Risk Cervical Cancer.
背景:後ろ向きデータで報告された子宮傍組織浸潤の低発生率のために,早期の低リスク子宮頚癌に広汎子宮全摘出術が必要かどうかを評価する必要がある。

方法:700人の低リスク子宮頚癌患者を対象に,3年での骨盤内癌再発を主要転帰とし,広汎子宮全摘出術と単純子宮全摘出術の転帰を比較する多施設無作為化非劣性試験を行った。

結果:2群間の骨盤内再発の差はごくわずかであった。しかし、単純子宮摘出術では、術後4週以降の尿失禁および尿閉の発生率が有意に低かった。

結論:低リスク子宮頚癌患者において,単純子宮全摘出術は広汎子宮全摘出術に劣らず,下部尿路合併症の利点を付加した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2308900
PMID: 38416430
Open Access

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