原題
Efficacy and safety of thoracic radiotherapy in extensive-stage small-cell lung cancer patients receiving first-line immunotherapy plus chemotherapy: a propensity score matched multicentre retrospective analysis.
背景:本研究では、プラチナ-エトポシド化学療法と免疫チェックポイント阻害剤で最初に治療した進展型小細胞肺癌(ES-SCLC)患者に対する胸部放射線療法(TRT)の有効性と安全性を評価した。
方法:2018年から2022年の間に3つの病院で治療された患者は、TRTを受けたかどうかに応じて2つのグループに分けられた。傾向スコアマッチングにより、グループのバランスが保たれた。
結果:研究対象となった患者276人のうち、TRTを受けた患者は、無増悪生存期間(10.76ヵ月対7.63ヵ月)および全生存率(21.67ヵ月対16.6ヵ月)が有意に良好であり、有害作用の有意な増加は認められなかった。
結論:TRTは有意に良好な生存率に寄与したので、ES-SCLC患者に対する実行可能な第一選択治療としての可能性を示した。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02420-x
PMID: 38413988
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