ONE SHOT-限局性前立腺癌に対するシングルショット放射線療法:単一群、多施設共同第I/II相試験の18か月の結果。

原題
ONE SHOT – single shot radiotherapy for localized prostate cancer: 18-month results of a single arm, multicenter phase I/II trial.
背景:この論文は、限局性前立腺癌治療に対する単回尿道温存体幹部定位放射線治療(SBRT)の安全性と有効性を評価することを目的とした。

方法:患者を19 Gyの単回照射で治療し、電磁トランスポンダを用いて前立腺内運動をモニターし補正した。最初の18か月間、泌尿生殖器、消化管、および性的毒性を評価した。

結果:45人の患者のうち、43人が逸脱なく治療を完了した。一時的な毒性は治療後5日目にピークに達し、一般に6ヶ月目までにベースラインに戻り、18ヶ月目に再燃した。平均PSA値は経時的に有意に低下し、3例で生化学的再発が認められた。

結論:尿道温存SBRTは実施可能であり、毒性も許容範囲内である。長期的な有害作用および疾患コントロールの有効性を評価するためには、より長期の追跡調査が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110181
PMID: 38403022
Open Access

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