病理学で検証された喉頭および下咽頭の腫瘍に対する拡散強調画像による描出の改善。

原題
Improved delineation with diffusion weighted imaging for laryngeal and hypopharyngeal tumors validated with pathology.
背景:本研究では、幾何学的に正確な拡散強調(DW)MRIシーケンスが、肉眼的腫瘍体積(GTV)の正確な輪郭表示に及ぼす影響を検討した。

方法:喉頭または下咽頭の癌を有する16人の患者は,一度は解剖学的MRI画像のみを用い,もう一度DWシーケンスが提供されたときに,6人の観察者により腫ようを評価し,輪郭を描いた。

結果:平均腫瘍容積は11.1 cmであったが、純粋なMRIに基づくGTVはより高かった(セッション1では18.5 cm、セッション2では15.7 cm)。DWシーケンスを使用すると、臨床標的容積(CTV)が減少し、適切な腫瘍被覆率が維持された。

結論:解剖学的MRI画像は腫よう容積を過大評価する傾向がある。幾何学的に正確なDWシーケンスは、腫よう被覆率に悪影響を与えることなく、この過大評価を減らすことができる。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110182
PMID: 38403024
Open Access

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