透過プロトンFLASH療法に代わる光粒子としての超高エネルギー電子療法-線量測定性能の評価。

原題
Very high-energy electron therapy as light-particle alternative to transmission proton FLASH therapy – An evaluation of dosimetric performances.
背景:本研究では,深部腫ようを治療するためにFLASH効果を伝達するための透過陽子(TP)ベースの治療の代替としての超高エネルギー電子(VHEE)ベースの放射線療法の使用を検討した。

方法:著者らは、VHEEとTPビームの基本的な物理特性をモンテカルロシミュレーションで比較し、VHEE対応の研究治療計画システムを利用して計画の質を評価した。

結果:150 MeV以上のVHEEビームは250 MeVのTPビームと同等の特性を達成した。100 MeVのVHEE計画であっても、膠芽腫および食道症例に対しては、適合性が低下したにもかかわらず、TPと同等の標的範囲およびリスクのある臓器を温存する結果となった。

結論:十分に高いビームエネルギーを用いたVHEEベースのFLASH放射線療法は、TPベースの治療に代わるものであり、同等の線量測定計画の質を達成する可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110177
PMID: 38378075
Open Access

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