原題
Pneumonitis risk after chemoradiotherapy with and without immunotherapy in patients with locally advanced non-small cell lung cancer: A systematic review and meta-analysis.
背景:この論文では、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が進行非小細胞肺癌の症例における化学放射線療法(CRT)に追加された場合、肺炎のリスクを増加させるかどうかを検討する。
方法:2015年から2023年の間に発表された研究の包括的な文献レビューを実施した。一次標的は肺炎の発生率であり、解析には変量効果モデルを用いた。
結果:CRTへのICIの追加は、CRT単独と比較して、グレード2の肺炎の発生率が高いことと関連していた。逆に、グレード3および5の肺炎の発生率は同等であった。特に、CRTとPD-1阻害薬の併用は、グレード2および3の肺炎の発生を増加させた。
結論:CRTにICI、特にdurvalumabを追加すると、中等度の肺炎の発生率が上昇する可能性があり、CRTとPD-1阻害薬を併用すると、重度の肺炎のリスクが上昇する可能性がある。今後の大規模研究では、これらの知見を確認する必要がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.01.217
PMID: 38360117
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