III期非小細胞肺癌における化学放射線療法および免疫療法後の肺臓炎の診断と管理。

原題
Diagnosis and management of pneumonitis following chemoradiotherapy and immunotherapy in stage III non-small cell lung cancer.
背景:ステージIIIのNSCLC患者の一部では、肺炎の原因を特定することが困難であり、durvalumab療法の不必要な中止につながる可能性があるため、本研究では、durvalumab誘発性(IO)肺炎の症例を特定するための構造化された集学的レビューの使用を検討した。

方法:2018〜2021年の間に放射線化学療法とdurvalumabで治療された患者を調べた後ろ向き研究。放射線科医と腫瘍専門医は、CTスキャンと照射野を含む患者記録をレビューし、肺炎の診断について合意に達した。

結果:対象とした45人の患者のうち、放射線科医によってIO肺炎と診断されたのは6人(13.3%)のみであり、腫瘍専門医によって診断されたのは4人(8.9%)であった。

結論:CTスキャン、放射線量および患者の症状の集学的評価は、IO肺炎の診断率を低下させ、これが補助IOの不適切な中止を回避するのに役立つことを示唆している。この結果は、正確な診断の課題を浮き彫りにしている。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110147
PMID: 38341099

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