原題
Applying the Fragility Index to Randomized Controlled Trials Evaluating Total Neoadjuvant Therapy for Rectal Cancer: A Methodological Survey.
背景:局所進行直腸がん(LARC)に対する完全術前補助療法(TNT)は関心と使用を得ている。LARCに対する現在のTNTを評価する無作為化対照試験(RCT)の強度を評価するために研究をデザインした。
方法:関連する研究は、レビュー論文によって特定された。p値<0.05の二値アウトカムを含めた。主なアウトカムは脆弱性指数(FI)であった。相関は、スピアマンの順位相関係数およびコクランツールによるバイアスリスクを用いて評価した。
結果:10件のRCTのうち、68.0%はFIを超えたために脆弱であると考えられた。FI低値はバイアスリスクの高さおよびフォローアップ不能率の高さと関連していたが、FI高値は研究規模の大きさと関連していた。
結論:LARCに対してTNTを評価する試験は、ほとんどのアウトカムが脆弱であり、頑健性に疑問がある可能性がある。本研究は、対象とした試験の数によって制限される。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110148
PMID: 38341094
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