SCOTおよびQUASAR 2試験から得られたステージII-IIIの大腸がん患者における腫瘍内免疫浸潤および予後の多重解析:レトロスペクティブ解析。

原題
Multiplex analysis of intratumoural immune infiltrate and prognosis in patients with stage II-III colorectal cancer from the SCOT and QUASAR 2 trials: a retrospective analysis.
背景:以前の研究では、腫瘍浸潤CD8細胞傷害性T細胞が結腸直腸癌の良好な予後をもたらすことが強調されていたが、他の浸潤免疫細胞の予後的価値は不明である。

方法:癌組織試料中の免疫細胞密度を多重免疫蛍光染色を用いて評価した。2つの臨床試験コホートからデータを収集し、異なる化学療法治療を検討し、重回帰法を用いて分析した。

結果:解析により、特に組み合わせた場合、上皮内CD8および間質内FoxP3に対して強い陽性の予後値が明らかになった。これらの知見は両試験で確認された。

結論:CD8とFoxP3の混合レビューは、結腸直腸癌のリスク分類を進めるのに役立つ可能性があり、結腸直腸癌における免疫療法の潜在的な標的を示唆している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00560-0
PMID: 38301689
Open Access

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