原題
Hyperbaric Oxygen Therapy and Late Local Toxic Effects in Patients With Irradiated Breast Cancer: A Randomized Clinical Trial.
背景:高気圧酸素療法(HBOT)は乳癌放射線治療後の晩期局所毒性作用の治療として提案されているが、強力な証拠はない。
方法:オランダの臨床試験では、乳房照射後1年間に中等度から重度の疼痛、浮腫、線維症、または運動制限を有する女性189名を対象とした。介入には、6~8週間にわたる30~40回のHBOTセッションが含まれた。
結果:HBOTは疼痛の軽減には有効ではなかったが、線維症の軽減には有効であった。治療を完了した患者では、疼痛および線維症の有意な軽減が報告された。しかし、適格患者のごく一部のみがHBOTを受けたいと考えており、治療強度が高いために拒否されることが多かった。
結論:HBOTの強度は線維症の軽減に有用であるが、乳房照射後の晩期局所毒性作用にはあまり好まれない選択肢である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.6776
PMID: 38329746
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