原題
Five-year mortality outcomes for Eating As Treatment (EAT), a health behaviour change intervention to improve nutrition in patients with head and neck cancer: a stepped-wedge, randomised controlled trial.
背景:栄養不良は頭頚部癌(HNC)患者によく見られ、病気の転帰を悪化させ、死亡率を高める可能性がある。治療としての摂食(EAT)プログラムは、栄養に関する動機づけおよび認知行動戦略を含み、患者の健康を改善し、抑うつ状態を軽減するのに有効であることが証明されている。
方法:オーストラリアの5つの病院を含む研究では、HNCの放射線治療を受けている患者にEATを提供するよう栄養士を訓練した。5年死亡率への影響は、研究時間、病院の場所、および基本的な栄養レベルを考慮して、ロジスティック回帰および生存分析を使用して比較された。
結果:対照群(24%)と比較して、EAT患者(18%)では死亡が少なかった。このプログラムは、55%の相対リスク低下を含む、統計的に有意な生存利益を示した。
結論:EAT介入は生存率を著しく改善したが、これはおそらく放射線療法中の栄養状態が良好であったためであり、このような行動的介入がHNCの転帰を改善できるという理論を支持している。このため、臨床診療への統合の可能性については、さらなる研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.01.205
PMID: 38320712
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