米国における主要な財務上の有害事象と後期がん診断との関連。

原題
Association of Major Adverse Financial Events and Later-Stage Cancer Diagnosis in the United States.
背景:本研究では、癌診断前の主要な金融有害事象(AFEs)の有病率と後期癌との関連を調査した。

方法:2014〜2015年に癌と診断された患者とそのAFEsの病歴を観察するために、癌登録と消費者データからのデータをリンクさせた。後期癌診断に対するAFEsの影響を性特異的ロジスティック回帰を用いて評価した。

結果:101,649人の患者のうち36.2%が診断前にAFEを持っていた。AFEsの既往がある人は、後期がんと診断される可能性が高く、特に非ヒスパニック系黒人、未婚、および低所得の患者で顕著であった。

結論:新たに診断された癌患者の3分の1は、診断前に主要なAFEを有していた。診断前の経済的脆弱性は、社会経済的状況にかかわらず、後の段階の診断につながる可能性がある。

Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01067
PMID: 38320222

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