手術不能な局所進行非小細胞肺癌患者に対する陽子線治療との根治的同時化学療法後の補助免疫療法の生存転帰と毒性。

原題
Survival outcomes and toxicity of adjuvant immunotherapy after definitive concurrent chemotherapy with proton beam radiation therapy for patients with inoperable locally advanced non-small cell lung carcinoma.
背景:手術不能な進行非小細胞肺癌に対する陽子線治療(CPBT)との同時化学療法後のアジュバント免疫療法(IO)の影響は不明である。

方法:IOの有無にかかわらず、CPBTで治療された377人の患者の評価が、生存転帰を比較するために傾向スコアマッチングを使用して、2009年から2021年に実施された。

結果:IOの追加は、全生存率(67%対30%)および無増悪生存期間(PFS)(59%対35%)を有意に改善したが、他のアウトカムには影響しなかった。補助IOはまた、より高い全生存率およびPFS率を予測した。重度食道炎の発生率はCPBT単独群で高かった。

結論:この癌に対するCPBT後のIOは、毒性副作用を増加させることなく生存率を高めた。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110121
PMID: 38311031

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