2020年のヨーロッパにおける罹病期間および国別の完全ながん有病率(EUROCARE-6):集団ベースの研究。

原題
Complete cancer prevalence in Europe in 2020 by disease duration and country (EUROCARE-6): a population-based study.
背景:この研究は、癌生存者の異なる健康ニーズといくつかの国で利用可能な不完全な情報のために、ヨーロッパ諸国における癌有病率の分析に焦点を当てている。
方法:61の癌登録からの2013年までのデータを利用し、32の悪性癌に焦点を当てて、欧州29カ国の癌の種類、性別、および年齢による完全かつ限定された期間の罹患率を推定した。有病率を推定する際には、最初の原発腫瘍のみを考慮した。
結果:2020年には、欧州の人口の約5%(2370万人)ががん生存者であると推定され、女性の有病率が高かった。がん生存者の数は2010年から2020年にかけて41%増加した。
結論:これらの知見は、がん患者の生活の質とケアを向上させるための欧州の政策を支援するのに役立つ可能性がある。今後の研究では、一般的な症例における診断時の病期別に治癒までの時間を推定する。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00646-0
PMID: 38307102

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