PENTEC臓器特異的報告:再発小児原発性中枢神経系腫瘍に対する再照射後の脳および脳幹壊死:PENTECの包括的レビュー。

原題
PENTEC Organ-Specific Report: Brain and Brain Stem Necrosis After Reirradiation for Recurrent Childhood Primary Central Nervous System Tumors: A PENTEC Comprehensive Review.
背景:本研究では、再照射を受けた再発性原発性中枢神経系腫瘍の小児および若年成人における脳および脳幹壊死のリスクを特定しようとした。

方法:92のデータベースからの17の研究を分析し、449人の患者が再照射後の壊死を報告した。再照射に用いた壊死の技術、線量、及び発生率を評価した。

結果:再照射された小児および若年成人449名のうち、22名(4.9%)が脳壊死を発症し、14名(3.1%)が脳幹部壊死を発症した。2 Gy分割(EQD2)での累積処方等価線量の中央値は111.4 Gyであった。

結論:これらの知見は、約112 Gyの総EQD2による再照射は、再発性脳腫瘍の小児/若年成人における脳/脳幹壊死の5~7%の確率を含むことを示唆している。再照射後の晩期毒性のより良い予測モデルのためには、均一な線量測定結果を報告することが推奨される。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.12.043
PMID: 38300187

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