原題
Patient-Reported Outcomes in OlympiA: A Phase III, Randomized, Placebo-Controlled Trial of Adjuvant Olaparib in gBRCA1/2 Mutations and High-Risk Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Negative Early Breast Cancer.
背景:OlympiA試験では、高リスクの早期乳癌患者における補助療法としてolaparib(OL)とプラセボ(PL)を比較し、OLが倦怠感増強につながるかどうかを調査した。
方法:疲労は、無作為割り付け前、6、12、18、および24ヶ月間隔で、有効な尺度を用いて悪心および下痢などの二次エンドポイントとともに測定した。反復測定混合モデルを用いてデータを比較した。
結果:6か月と12か月のOLで疲労の重症度に有意ではあるが臨床的に意味のない差が観察された。悪心と嘔吐の重症度は6か月と12か月のOLで増加し、他の症状にもいくつかの差があった。
結論:OLは症状を増加させたにもかかわらず、これらは一般に限定的であり、治療後に消失し、OL治療を受けた患者では疲労の重症度の有意な持続はなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01214
PMID: 38301187
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