原題
First-in-Human Evaluation of Site-Specifically Labeled (89)Zr-Pertuzumab in Patients with HER2-Positive Breast Cancer.
背景:ヒト上皮増殖因子受容体2(HER2)を標的とする放射性免疫結合体は、HER2陽性腫瘍を可視化する可能性がある。しかし、従来の放射性標識法では最適とは言えない結果が得られる。
方法:HER 2陽性転移性乳癌の6人の患者における部位特異的Zr-ss-pertuzumabの安全性、生体内分布、および線量測定を、化学酵素戦略を使用して評価した。患者は放射性免疫結合体を静脈内投与され、生検および治療法の決定を導くためにPET/CTを受けた。
結果:Zr-ss-pertuzumabは悪性腫瘍を検出することができ、投与5~8日後に最適な画像が得られた。線量測定の推定値は、腎臓、肝臓、および心臓壁が最高用量を受けたことを示した。Zr-ss-ペルツズマブは、Zr-DFO-ペルツズマブと比較して、病変検出の改善を示した。
結論:本研究では、HER 2陽性乳癌の検出および治療ガイダンスに対するZr-ss-ペルツズマブの安全性および可能性を検証した。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266392
PMID: 38272704
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