原題
Prospective analysis of radiation-induced contrast enhancement (RICE) and health-related quality of life following proton therapy for CNS and skull base tumors.
背景:本研究では、脳内および脳周囲の陽子線治療(PBT)後の放射線誘発コントラスト増強(RICE)の発生率、特徴、危険因子、および生活の質への影響を検討する。
方法:2017年から2021年の間にペンシルビーム走査PBTを受けた421人の患者を臨床評価と造影MRIでモニターした。RICEは等級付けされ、健康関連の生活の質はアンケートによって測定された。
結果:追跡期間中央値24か月で、累積RICE発生率は15%であった。危険因子には、より高い放射線量、以前の照射野内照射、および糖尿病が含まれていた。RICEを有する患者と有さない患者の間で生活の質に有意差は観察されなかった。
結論:全体として、PBT関連のRICEは稀であり、患者の長期的な生活の質に有意な影響を及ぼさない。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.01.007
PMID: 38244874
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