原題
Locoregional Breast Cancer Recurrence in the European Organisation for Research and Treatment of Cancer 10041/BIG 03-04 MINDACT Trial: Analysis of Risk Factors Including the 70-Gene Signature.
背景:この研究では、乳房温存手術を受けた早期乳癌患者における70遺伝子リスクスコアと局所領域再発(LRR)との関連を検討した。
方法:European Organisation MINDACT試験のサブスタディを、乳房温存手術(BCS)を受けた既知の臨床およびゲノム70遺伝子リスクスコア検査結果を有する女性に対して実施した。主要エンドポイントは8年後のLRRであった。
結果:6,693人の患者のうち、81.7%がBCSを受け、8年LRR発症率は3.2%であった。低リスクの70遺伝子シグネチャー患者では、LRR発症率は2.7%であった。70遺伝子シグネチャーを含む12の変数のうち5つがLRRと関連していた。
結論:この解析では、BCS後の8年LRR率は3.2%と推定された。この関連性にもかかわらず、70遺伝子シグネチャーはLRRを独立して予測するものではなく、臨床判断における使用が制限されている。しかし、LRR症例の数が少ないことは、さらなる局所療法の段階的縮小試験の機会を提供する。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.22.02690
PMID: 38241603
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