原題
Neoadjuvant Chemotherapy in High-Grade Myxoid Liposarcoma: Results of the Expanded Cohort of a Randomized Trial From Italian (ISG), Spanish (GEIS), French (FSG), and Polish Sarcoma Groups (PSG).
背景:高悪性度粘液性脂肪肉腫(HG-MLPS)に重点を置いて、高リスク軟部組織肉腫(STS)における組織学的に調整された(HT)レジメンと標準(S)アントラサイクリン+イホスファミド(AI)の有効性を評価するために無作為化試験を実施した。
方法:9年間にわたり、101人のHG-MLPS患者をHTまたはS治療に割り付け、無病生存期間(DFS)および全生存期間(OS)を一次および二次エンドポイントとした。
結果:60ヵ月後、DFS率およびOS率はいずれもHT群とS群で同程度であり、DFSのハザード比(HR)は5%未満の非劣性ベイズカットオフ値を満たしていた。
結論:これらの知見は、HTレジメンで使用されるトラベクテジンが、HG-MLPSの治療において標準的なAIの代替となり得ることを示唆している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00908
PMID: 38232337
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