転移性膵腺がんにおける5-フルオロウラシル、オキサリプラチン、およびイリノテカン投与後のゲムシタビンおよびパクリタキセルとゲムシタビン単独の比較:無作為化第III相PRODIGE 65-UCGI 36-GEMPAX UNICANCER試験。

原題
Gemcitabine and Paclitaxel Versus Gemcitabine Alone After 5-Fluorouracil, Oxaliplatin, and Irinotecan in Metastatic Pancreatic Adenocarcinoma: A Randomized Phase III PRODIGE 65-UCGI 36-GEMPAX UNICANCER Study.
背景:GEMPAX第III相臨床試験では、転移性膵管腺がん(mPDAC)に対する二次治療として、ゲムシタビン+パクリタキセルとゲムシタビン単独の有効性と忍容性を調査した。

方法:211人の患者をGEMPAXまたはゲムシタビン単独に無作為に割り付け、全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)、客観的奏効率(ORR)、および有害事象について観察した。

全生存期間の中央値は両群間で有意差はなかったが、PFSおよびORRはGEMPAX群で有意に改善し、ゲムシタビン単独群と比較して有害事象の報告が多かった。

結論:全生存期間の主要評価項目を達成しなかったにもかかわらず、GEMPAXはPFSおよびORRを改善したことから、mPDAC患者に対する潜在的な有益性およびリスクについてさらなる調査が必要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00795
PMID: 38232341

コメント

タイトルとURLをコピーしました