局所進行直腸癌に対する一次手術後の選択的化学放射線療法と術前化学放射線療法後の手術:無作為化臨床試験。

原題
Primary surgery followed by selective chemoradiotherapy versus preoperative chemoradiotherapy followed by surgery for locally advanced rectal cancer: A Randomized Clinical Trial.
背景:この研究は,局所進行直腸癌(LARC)およびMRIで陰性の直腸間膜筋膜(MRF)を有する患者が術前放射線療法治療から除外できるか否かを調査した。
方法:LARCおよびMRI陰性MRFを有する参加者を、介入群(一次手術後、病理に基づいて化学放射線療法(CRT)または補助化学療法)または対照群(術前CRT後、手術および補助化学療法)に無作為に割り付けた。主要エンドポイントは3年無病生存率であった。
結果:試験結果は、介入群でより高い再発率を示し、術前CRTを回避する上で優れた利益は観察されなかった。群間の3年DFS率の差は統計的に有意であった。
結論:この研究では、一次手術はこれらの患者のDFS率に悪影響を及ぼし、術前CRT後に手術を行うよりも劣った戦略であると結論付けている。したがって、臨床診療には推奨されない。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.12.027
PMID: 38185388
Open Access

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