局所進行肝細胞癌に対する選択的内照射療法後の長期全生存率:DOSISPHERE-01試験の最新の解析。

原題
Long-Term Overall Survival After Selective Internal Radiation Therapy for Locally Advanced Hepatocellular Carcinomas: Updated Analysis of DOSISPHERE-01 Trial.
背景:DOSISPHERE-01研究は当初、手術不能な局所進行肝細胞がんの治療において、個別化された線量測定、特にY負荷ガラスミクロスフェアを使用する有望な結果を示した。

方法:この研究では、個別化された線量測定アプローチ(PDA)を介して病変に少なくとも205 Gy、または標準的な線量測定アプローチ(SDA)を介して治療体積に120±20 Gyのいずれかを照射することを目標とした治療を、肝細胞癌患者60名に無作為に割り付けた。

結果:中央値で65.8ヵ月のフォローアップ後、PDA群の患者の全生存期間(OS)中央値は24.8ヵ月であったのに対し、SDA群では10.7ヵ月であった。

結論:長期解析ではさらに、個別化された線量測定がOSを有意に改善することが強調されており、特に、ほとんどの門脈血栓症患者を含む切除に向けて正確にダウンステージされた患者で顕著である。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266211
PMID: 38212068

コメント

タイトルとURLをコピーしました