B細胞浸潤は、頭頸部扁平上皮癌におけるプログラム細胞死タンパク質1阻害後の生存アウトカムと関連している。

原題
B-cell infiltration is associated with survival outcomes following programmed cell death protein 1 inhibition in head and neck squamous cell carcinoma.
背景:プログラム細胞死蛋白1(PD-1)の遮断は、再発/転移性頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)の治療に広く用いられているが、その有効性は患者によって異なる。本研究の目的は、腫瘍微小環境における免疫細胞関連バイオマーカーとPD-1チェックポイント阻害薬のアウトカムを関連付けることである。

方法:60人の患者が研究され、ニボルマブ治療および免疫蛍光による免疫細胞計数を受けた。バイオマーカーおよびmRNA発現は、治療結果との関連について調べられた。

結果:治療前の高い間質B細胞密度は、より長い無増悪生存期間(PFS)と関連していた。さらに、PD-L1陽性および高い間質B細胞数は、PFSおよび全生存期間が有意に長いサブグループを定義した。

結論:HNSCC生検試料中のB細胞の治療前増加は、PD-L1発現の予測値およびPD-1ベースの免疫療法による患者の転帰を改善する可能性がある。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.12.011
PMID: 38159908
Open Access

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