早期肺癌に対する体幹部定位放射線治療:光子エネルギーおよびライナック平坦化/非平坦化ビームの選択に関する系統的レビュー。

原題
Stereotactic body radiotherapy for early-stage lung cancer: a systematic review on the choice of photon energy and linac flattened/unflattened beams.
背景:早期非小細胞肺癌(NSCLC)に対する定位放射線治療(SBRT)の使用は、特に肺機能が不良な患者や手術を受けたがらない患者に有効である。本研究の目的は、最適な光子ビームエネルギーと、より良い治療結果のために平坦化フィルタを使用するかどうかを見出すことである。

方法:早期NSCLC SBRT治療における線量測定上の利点について、平坦化フィルターを使用した場合と使用しない場合で、異なる光子ビームエネルギーを比較した研究の系統的レビュー。

結果:Flattening Filter Free(FFF)処理は、より共形な線量分布、より良い均一性と適合性指数を提供し、典型的にはビームオン時間を30〜50%減少させる。6 MV FFFと10 MV FFFの選択は、標的適合性、リスク臓器温存、および皮膚温存に関する個々の要件に基づいて行われる。

結論:ビームモダリティの選択は、腫瘍の大きさ、深さ、放射線療法技術、および分割スキームを考慮して、患者特異的であるべきである。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-023-02392-4
PMID: 38167095
Open Access

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