再発分化型甲状腺癌における治療活性[(131)I]ヨウ素SPECT/CTおよび[(18)F]FDG PET/CTと比較した[(18)F]TFB PET/CTの診断性能。

原題
Diagnostic Performance of [(18)F]TFB PET/CT Compared with Therapeutic Activity [(131)I]Iodine SPECT/CT and [(18)F]FDG PET/CT in Recurrent Differentiated Thyroid Carcinoma.
背景:[F]テトラフルオロほう酸塩([F]TFB)は甲状腺分化癌(DTC)患者のPET画像に用いられる比較的新しいトレーサである。この研究は、その性能をヨウ素シンチグラフィーと[F]FDG PET/CTと比較することを目的としている。

方法:高活性[I]ヨード療法で治療した26人の患者について後ろ向きレビューを行った。[F]TFB PET/CTおよび[I]ヨード全身シンチグラフィーを含む画像技術を用いて評価した。

結果:62の疑わしい病変のうち、30は[I]ヨード陽性、32は[F]TFB陽性、52は[F]FDG陽性であった。[F]TFB取り込みと[F]FDG取り込みとの間に有意な負の相関が確認された。

結論:[F]TFB PET/CTは、ヨウ素スキャンにおける再発性DTC病変の陽性を予測することができ、脱分化マーカーとして役立つ可能性がある。したがって、ヨウ素療法に適した患者を選択するのに役立つ可能性がある。今後の試験が必要である。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266513
PMID: 38164565

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