高リスク前立腺腺癌(PIRANHA)に対する術前補助療法におけるアンドロゲン除去療法に対する前立腺特異抗原反応:2件の無作為化臨床試験の統合解析。

原題
Prostate-Specific Antigen Response to Androgen Deprivation Therapy in the Neoadjuvant Setting for High-risk Prostate Adenocarcinoma (PIRANHA): Pooled Analysis of Two Randomized Clinical Trials.
背景:本研究では、前立腺特異抗原(PSA)値で測定した高リスク前立腺癌患者におけるネオアジュバントアンドロゲン除去療法(ADT)への反応性の低さが、疾患転帰の悪化をどのように予測するかを検討した。

方法:同研究者らは、ADTを受け、放射線療法前のPSA値が記録された高リスク前立腺がん患者を追跡した2件の多施設無作為化臨床試験の事後解析を実施した。

結果:男性930名のうち、57%がPSA反応不良(>0.5 ng/mL)であった。PSA反応性の低下は、無転移生存率、生化学的再発、前立腺癌特異的死亡率、および全生存率の有意な低下と関連していた。

結論:ネオアジュバントADTの3か月後にPSA値が>0.5 ng/mLの高リスク前立腺癌患者は、より悪い臨床転帰を示し、治療強化の必要性を示唆した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.12.022
PMID: 38151191

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