以前に治療されたHER 2陽性の転移性乳癌患者におけるトラスツズマブ・デルクステカン:第2相試験(DESTINY-Breast01)からの最新の生存結果。

原題
Trastuzumab Deruxtecan in Previously Treated Patients With HER2-Positive Metastatic Breast Cancer: Updated Survival Results From a Phase 2 Trial (DESTINY-Breast01).
背景:本論文では、トラスツズマブ・エムタンシン(T-DM1)で以前に治療されたHER 2陽性転移性乳癌(mBC)患者に投与されたトラスツズマブ・デラックスツール(T-DXd)の抗腫瘍活性に焦点を当てて、DESTINY-Breast01試験の拡張分析を提示する。

方法:T-DM1耐性と注釈されたHER 2陽性mBC患者は、悪影響が生じるまで3週間ごとにT-DXdで治療された。治療の有効性は、さまざまな臨床エンドポイントを使用して評価された。

結果:客観的奏効率は62.0%で、全生存期間中央値は29.1か月であった。しかし、ほぼすべての患者が治療中に発現した有害事象を経験し、重篤な間質性肺疾患/肺臓炎が15.8%に認められた。

結論:これらの知見は、高度に前治療されたHER 2陽性mBC患者におけるT-DXdの持続的な抗腫瘍効果を支持するさらなる証拠を提供する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.12.001
PMID: 38092229
Open Access

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