原題
Spatially Resolved Tumor Microenvironment Predicts Treatment Outcomes in Relapsed/Refractory Hodgkin Lymphoma.
背景:再発/治療抵抗性の古典的ホジキンリンパ腫(r/r CHL)患者の約3分の1は、強化化学療法と自家幹細胞移植(HDC/ASCT)後に死亡する。本研究は、治療失敗に関連する新規バイオマーカーを同定することを目的とした。
方法:本研究では、71のペアの診断生検および再発生検についてイメージングマスサイトメトリー(IMC)を実施し、腫瘍微小環境(TME)における細胞型の空間スコアを作成した。
結果:一次診断と早期r/r CHLとの間に共通のTMEパターンを同定したが、晩期再発ペアでは異なるパターンを同定した。ユニークなTMEアーキテクチャが同定され、4つの空間的に分解されたパラメータに基づく新しいリスク評価モデル(RHL4S)の作成につながった。
結論:ユニークなTME相互作用に関する洞察から開発された新しい予後モデルRHL4Sは、r/r CHL治療結果の潜在的マーカーとなり得る。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01115
PMID: 38113419
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