上咽頭がんにおけるリンパ節の病期分類のための放射線学的節外進展。

原題
Radiologic extranodal extension for nodal staging in nasopharyngeal carcinoma.
背景:本研究は、転帰予測を改善するために、上咽頭癌(NPC)の病期分類に節外進展(ENE)および頸部リンパ節壊死(CNN)を組み込むことを目的とした。

方法:750人の患者の治療前MRIを分析し、ENEとCNNパターンを組み込んだ修正された病期分類システムを比較した。179人の患者の外部コホートがこの知見を検証した。

結果:隣接組織に浸潤する進行したENEは、転帰の予測において他の修飾因子よりも優れており、疾患再発予測感度を22.4%から47.1%に上昇させた。この知見は外部コホートでも支持された。

結論:放射線学的に進行したENEをNPC病期分類に組み込むことは、転帰予測を強化するのに有用であることが証明され、ステージN3疾患分類に考慮すべきであることが示唆された。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110050
PMID: 38101457

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