原題
Minimal Residual Disease Status Predicts Outcome in Patients With Previously Untreated Follicular Lymphoma: A Prospective Analysis of the Phase III GALLIUM Study.
背景:この研究は未治療のろ胞性リンパ腫(FL)患者における微小残存病変(MRD)の役割を検討した。
方法:患者はオビヌツズマブ(G)またはリツキシマブ(R)と化学療法による導入療法を受けた後、維持療法を受けた。MRDの状態は特定の間隔でチェックされた。診断時に評価可能なバイオマーカーデータが得られた患者について生存分析を実施した。
結果:MRD陽性は生存率の低下と関連しており、G-化学療法はMRDの奏効率を上昇させた。維持期間もR治療を受けた患者でより多くのMRD陽性を示し、臨床的再発と関連していた。
結論:MRDの状態は、より効果的な腫瘍細胞クリアランスを提供するGベースの治療によるFLの疾患制御に極めて重要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00838
PMID: 38096461
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