事前承認および遅延または中止された処方箋調剤との関連。

原題
Prior Authorization and Association With Delayed or Discontinued Prescription Fills.
背景:事前承認要件が医療アクセスに及ぼす影響に関するこれまでの研究は限られている。本研究では、メディケアパートD受給者における経口抗癌剤の処方調剤の遅延または中止に対する新しい事前承認政策の影響を検討した。

方法:メディケアパートD請求からの2010~2020年のデータを用いて、11種類の経口抗癌剤の1つを定期的に補充している受益者を、計画の事前承認ポリシー変更の前後に分析した。分析したアウトカムは、中止および次の補充までの時間であった。

結果:新しい事前承認の実施は、方針が変更されていない患者と比較して、中止のオッズを増加させ、次の充填を約10日遅らせた。

結論:新しい事前承認ポリシーの導入は、ケアの遅延および中止の可能性を増加させた。すでに薬物療法を受けている患者に対して事前承認を免除することは、アドヒアランスを高める可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01693
PMID: 38086013

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