原題
Overall Survival From Tebentafusp Versus Nivolumab Plus Ipilimumab in First Line Metastatic Uveal Melanoma: A Propensity Score Weighted Analysis.
背景:本研究では、第3相試験データおよびGEM1402試験をそれぞれ解析することにより、転移性ブドウ膜メラノーマ(mUM)治療におけるTebentafuspの全生存率を、研究者の選択(82%のpembrolizumab)およびnivolumab+ipilimumab(N+I)と比較して評価した。
方法:傾向スコア法を用いて、同研究者らは年齢、性別、疾患部位、ECOGの状態などのベースライン特性を用いて全体的な比較を補正した。
結果:調整後の解析では、Tebentafuspの全生存率の優位性が示され、1年生存率は73%であったのに対し、N+Iでは50%であった。ペムブロリズマブとN+Iの間に統計的有意差はなかった。
結論:この研究は、Tebentafuspの全生存期間がN+Iよりも優れていることを確認しており、未治療のmUM患者における標準治療となっており、がん治療の進歩を示唆している。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.11.013
PMID: 38048850
Open Access
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