CD5遺伝子シグネチャーはブルトン型チロシンキナーゼ阻害に感受性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫を同定する。

原題
CD5 Gene Signature Identifies Diffuse Large B-Cell Lymphomas Sensitive to Bruton’s Tyrosine Kinase Inhibition.
背景:LymphGenスポットと呼ばれる遺伝的指標は、ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬(BTKis)に反応する大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)を拡散させるが、関連するすべてのDLBCLを認識できない。本研究は、DLBCLにおけるBTKi治療反応に対する新規CD5遺伝子発現マーカーを作成することを目的とした。

方法:CD5免疫組織化学を404例のDLBCL症例で実施した。CD5陽性と陰性の非胚中心B細胞様DLBCL間で異なる遺伝子を用いて、60遺伝子のCD5遺伝子発現シグネチャーを開発した。その後、外部から適用した。

結果:非GCB DLBCLの12%がCD5発現を示した。CD5sigは、遺伝的および非遺伝的BCR依存性のDLBCLを同定した。また、PHOENIX試験では、イブルチニブとR-CHOPによる治療を受けた患者の生存率の改善も示した。

結論:CD5sigはBTKi治療に感受性のあるDLBCL症例の同定に成功した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01574
PMID: 38079587

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