原題
International Pooled Analysis of Leisure-Time Physical Activity and Premenopausal Breast Cancer in Women From 19 Cohorts.
背景:この研究は余暇時間の身体活動と閉経前乳癌を発症するリスクとの関連を評価する。
方法:19件のコホート研究からのデータを統合し、547,601人の閉経前女性の自己申告による身体活動と10,231人の乳がん症例を評価した。余暇時間の身体活動と乳がん発生率との関連は、多変量Cox回帰を使用して評価された。
結果:高レベルの余暇時間身体活動は、BMIに関係なく、乳癌リスクを6%~10%低下させた。特に、ヒト上皮成長因子受容体2に富む乳癌では強い逆相関が認められた。脂肪蓄積などの他のリスク因子は、この関連性に有意な影響を及ぼさなかった。
結論:コホート研究のこの大規模な統合分析の結果によると、余暇時間の身体活動のレベルが高いほど、閉経前の乳癌リスクを低下させるのに役立つ可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01101
PMID: 38079601
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