超寡分割全骨盤放射線療法(WPRT)は、前立腺がん患者において従来の分割WPRTと同程度に忍容性が高いのか?HOPE試験の初期結果。

原題
Is ultra-hypofractionated whole pelvis radiotherapy (WPRT) as well tolerated as conventionally fractionated WPRT in prostate cancer patients? Early results from the HOPE Trial.
超寡分割全骨盤放射線療法(WPRT)の急性毒性と生活の質への影響を高線量率(HDR)前立腺癌小線源治療後の通常のWPRT分割と比較して評価した。

方法:第2相無作為化対照試験では、前立腺癌の男性において、従来の分割WPRTと超寡分割WPRTを比較した。患者の急性毒性および生活の質は、放射線療法およびアンドロゲン除去療法による治療中および治療後に測定された。

結果:80名の被験者を対象とした試験では、いずれの治療も忍容性が良好であり、急性有害事象に有意差は認められなかった。超寡分割WPRTは腸の生活の質への影響は少なかったが、尿領域では臨床的な差が大きかった。

結論:HDR-BT後の超寡分割WPRTは、従来のWPRTと比較して、腸管の生活の質への有害な影響が少ない、忍容性の高い急性治療法である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.11.058
PMID: 38072323

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