原題
Pregnancy After Breast Cancer in Young BRCA Carriers: An International Hospital-Based Cohort Study.
背景:BRCA変異を有する若年乳がん生存者は、独特の妊孕性に関する懸念に直面している。生存者における妊娠の安全性に関するこれまでの研究では、BRCAキャリアに関するデータが不足していた。
方法:2000年から2020年の間に40歳未満で乳癌と診断された4732人のBRCAキャリアについて、国際的な後ろ向きコホート研究を実施した。診断後の妊娠および無病生存率が主要な研究ポイントであった。
結果:全参加者のうち、659人が診断後に少なくとも1回の妊娠を経験した。診断から10年後の妊娠発生率は22%であった。診断後の妊娠の有無にかかわらず、患者の無病生存率に有意差はなかった。
結論:若いBRCAキャリアの5人に1人は乳癌診断後10年以内に妊娠した。これは無病生存率の低下とは関連していなかった。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2023.25463
PMID: 38059899
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