臨床およびゲノムリスクが低い乳癌の女性に対する乳房温存手術後の放射線療法の省略:IDEAの5年転帰。

原題
Omission of Radiotherapy After Breast-Conserving Surgery for Women With Breast Cancer With Low Clinical and Genomic Risk: 5-Year Outcomes of IDEA.
背景:この研究は,従来の選択因子に加えてゲノムアッセイを用いて,ステージI乳癌の若年閉経後患者(50〜69歳)が放射線療法なしに治療できるかどうかを評価した。

方法:特定の浸潤性乳癌の特徴を有する閉経後の患者を、少なくとも5年間の内分泌療法を必要とする放射線療法を除く単一群試験に登録した。主なエンドポイントは、術後5年の再発率であった。

結果:200人の適格患者が登録され、5年全生存率および乳癌特異的生存率は100%であった。5年再発率は低く、50~59歳の患者では3.3%、60~69歳の患者では3.6%であった。

結論:従来の治療選択因子を用いたゲノムアッセイでは再発リスクが低く、初期放射線療法は回避できる可能性があることが示唆された。さらなる長期追跡調査が必要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02270
PMID: 38060195

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