FRα陽性のプラチナ製剤耐性卵巣癌におけるミルヴェツキシマブ・ソラブタンシン。

原題
Mirvetuximab Soravtansine in FRα-Positive, Platinum-Resistant Ovarian Cancer.
背景:葉酸受容体α(FRα)を標的とするファースト・イン・クラスの抗体-薬物結合体であるミルベツキシマブ・ソラバンシン-gynx(MIRV)は、米国でプラチナ耐性卵巣がん治療に承認されている。

方法:第3相試験では、FRα腫瘍発現が高いプラチナ耐性の高悪性度漿液性卵巣癌患者において、医師が選択した化学療法と比較して、MIRVの有効性と安全性を評価した。

結果:結果から、MIRV治療は化学療法と比較して、無増悪生存期間中央値が高く、全生存期間および客観的奏効率が良好であることが示された。また、MIRV治療下では、重度の有害事象も少なかった。

結論:MIRVは、FRα陽性のプラチナ耐性卵巣癌患者において、無増悪生存期間、全生存期間、客観的奏効および有害事象の減少に関して、化学療法よりも有意な有益性を示した。

Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2309169
PMID: 38055253

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