原題
Renal and Multiorgan Safety of (177)Lu-PSMA-617 in Patients with Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer in the VISION Dosimetry Substudy.
背景:VISION試験は、Lu-PSMA-617と標準治療の併用が、前立腺特異的膜抗原陽性の転移性去勢抵抗性前立腺癌患者の生存率を改善するのに有効であることを強調した。
方法:このサブスタディでは、標準治療とLu-PSMA-617を受けている別の30人の患者コホートにおいて、腎臓および他の臓器の吸収線量を分析した。データは、血液サンプル、シンチグラフィーおよびSPECT/CT画像を介して収集した。
結果:腎臓におけるサイクル当たりの平均吸収線量は、最初のサイクルで0.43±0.16 Gy/GBq、その後のサイクルで0.44±0.21であり、6サイクルにわたる平均累積線量は15±6および19±7 Gyであった。
結論:Lu-PSMA-617は、低い腎放射線毒性で良好な安全性プロファイルを示し、サイクル1のデータが、その後の治療のためにリスクのある臓器における累積吸収線量を予測できることを示唆している。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.265448
PMID: 38050121
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