原題
Sole brachytherapy for inoperable, recurrent, and irradiated salivary gland cancer.
背景:手術不能な唾液腺癌(SGC)は治療が困難であり、近接照射療法は有望な戦略を提供する可能性がある。
方法:この後ろ向き研究は、近接照射療法のみで治療された手術不能なSGC患者を登録した。患者を原発群、再発群、照射群、非照射群に分類し、生存率、毒性、とう痛に及ぼす影響を評価した。
結果:176人の患者のうち、5年局所制御率および全生存率は、グループ全体でそれぞれ34.5%~72.6%および42.3%~62.9%の範囲であった。治療後の疼痛は有意に軽減し、報告された副作用のほとんどは、皮膚の色素沈着、粘膜炎、嚥下障害などであった。
結論:本研究は、手術不能なSGCの管理における小線源治療の安全性と有効性を確認し、照射と疼痛管理に利益をもたらした。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110022
PMID: 38043903
コメント