局所進行子宮頸癌に対する術前補助化学療法とカムレリズマブの併用(NACI試験):多施設共同、単群、第2相試験。

原題
Neoadjuvant chemotherapy plus camrelizumab for locally advanced cervical cancer (NACI study): a multicentre, single-arm, phase 2 trial.
背景:進行子宮頚癌は有効な治療法が限られており、世界の子宮頚癌症例の約37%を占めている。本研究では、これらの癌の治療におけるネオアジュバント化学免疫療法の可能性を検討する。

方法:この第2相単群試験には、未治療の進行子宮頸癌患者85名が参加した。治療には、2剤併用化学療法とそれに続く化学療法とカンレリズマブの併用である化学免疫療法のサイクルが必要であった。患者は反応に基づいて手術または同時化学放射線療法を受けた。

結果:患者の98%が治療に対して客観的奏効を示し、79%が部分奏効、19%が完全奏効を達成した。主な有害事象は、リンパ球減少症、好中球減少症および白血球減少症であった。

結論:ネオアジュバント化学免疫療法は、管理可能な副作用で進行子宮頸癌と戦う有望な能力を示し、潜在的な新しい外科的治療アプローチを示唆している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00531-4
PMID: 38048802

コメント

タイトルとURLをコピーしました