循環腫瘍DNAおよび放射線学的腫瘍容積は、切除された早期非小細胞肺がんの再発リスクがある患者を特定する。

原題
Circulating tumor DNA and radiological tumor volume identify patients at risk for relapse with resected, early-stage non-small cell lung cancer.
背景:早期非小細胞肺癌(NSCLC)患者における再発の予測は困難である。本研究では、循環腫瘍DNA(ctDNA)を腫瘍体積測定と併用すると、高リスク患者を特定し、アウトカム予測を強化できるという仮説を立てた。

方法:この研究には、外科的切除を受けた85人の患者が含まれ、366の血しょうサンプルがctDNAについて分析された。腫瘍体積は、CTベースの3次元アノテーションを使用して測定された。

結果:治療前/治療後にctDNAが検出された患者、または治療後にctDNAが持続した患者では、臨床転帰が悪化した。ctDNA検出と放射線学的分析を併用すると、アウトカムがより正確に予測され、患者32人の別のコホートで確認された。

結論:これらの知見は、ctDNAおよび放射線学的モニタリングを用いることで、早期NSCLC患者の意思決定およびフォローアップが改善されることを示唆している。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.11.008
PMID: 37992871
Open Access

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