原題
Efficacy and safety of ligelizumab in adults and adolescents with chronic spontaneous urticaria: results of two phase 3 randomised controlled trials.
背景:本研究では,H 1-抗ヒスタミン薬治療に反応しなかった慢性特発性じん麻疹患者における2つのligelizumab第3相試験の有効性と安全結果を検討した。
方法:成人患者をligelizumab, omalizumab, 又はプラセボの異なる用量レベルに無作為に割り付け,12週後のじんま疹活性スコアの変化をモニターした。
結果:ligelizumabの両用量はじんま疹の症状の軽減においてプラセボより優れていることが証明されたが、オマリズマブと同等の有効性を示したが、それを上回るものではなかった。新たな安全性の問題は発見されなかった。
結論:Ligelizumabはプラセボと比較して有効性を示したが、omalizumabとの比較では示さなかった。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(23)01684-7
PMID: 38008109
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