原題
The Effective Radiation Dose to Immune Cells Predicts Lymphopenia and Inferior Cancer Control in Locally Advanced NSCLC.
背景:本研究は,非小細胞肺癌患者における免疫細胞への有効線量(EDIC)と疾患結果,リンパ球減少症,及び毒性との相関を解明することを目的とする。
方法:10年間にわたって治療を受けたこのような患者のデータを用いて、EDICと無増悪生存期間および全生存期間などの因子との関連性を分析した。
結果:EDIC低値(<4.7 Gy)は、良好な疾患アウトカムおよび軽度のリンパ球減少症と相関していた。EDIC高値は肺炎および入院の増加と関連していた。光子療法は陽子線療法と比較してEDIC高値をもたらした。
結論:EDICは疾患の転帰、リンパ球減少症の発生、および毒性に影響し、陽子線治療はEDICの低下につながる。この研究は、免疫系への放射線量を制限するためのさらなる技術を調査することを示唆している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110030
PMID: 38008414
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