原題
Proton and photon radiotherapy in stage III NSCLC: effects on hematological toxicity and adjuvant immune therapy.
背景:本研究では、切除不能なステージIIIのNSCLC患者を対象に、強度変調陽子線治療(IMPT)と強度変調光子線治療(IMRT)が血液毒性とdurvalumab治療に及ぼす影響を比較した。
方法:2016年6月から2022年12月までの間に同時化学放射線療法(CCRT)を受けたステージIIIのNSCLC患者271人の前向きに収集したシリーズを後ろ向きに分析した。
結果:IMPTは、IMRTよりもリンパ球減少症および貧血が少なく、治療後の患者のパフォーマンスステータスが良好であり、durvalumab治療の可能性が高かった。
結論:IMPTはIMRTよりも、重度の血液毒性が低く、治療後の患者の状態が良好であり、補助療法としてのdurvalumabを投与される可能性が高いという点で優れていると考えられる。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110019
PMID: 38000689
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