SKYSCRAPER-02:未治療の進展型小細胞肺癌におけるTiragolumabとアテゾリズマブ+化学療法薬の併用。

原題
SKYSCRAPER-02: Tiragolumab in Combination With Atezolizumab Plus Chemotherapy in Untreated Extensive-Stage Small-Cell Lung Cancer.
背景:SKYSCRAPER-02試験は、アテゾリズマブ+カルボプラチンおよびエトポシド(CE)療法にtiragolumabを追加することで、無治療の進展型小細胞肺癌(ES-SCLC)患者のベネフィットが増加するかどうかを確認することを目的とした。

方法:患者は、tiragolumab/プラセボ、アテゾリズマブおよびCE(4サイクル)治療を受けた後、tiragolumab/プラセボ+アテゾリズマブによる維持療法を受け、主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)であった。

結果:ランダムに割り付けられた490人の患者では、tiragolumab群と対照群との間でPFSまたは全生存に統計的に有意な差は示されなかった。免疫関連の有害作用の発生率も、治療中止と同様に一致していた。

結論:tiragolumabの追加は、ES-SCLCに対するアテゾリズマブとCE治療の有効性を改善せず、併用療法は忍容性が良好であった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01363
PMID: 37976444

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